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小沢裁判(被告人証言)を通して分ること

その公判前日に、毎日新聞は「事件の核心に」とか「迫れるか4億円真相」と煽り、広告も入れずに丸々1面全部を使った記事を掲載した。朝日新聞は社説で「国民の目をおそれ、国民に向き合い、国民の疑問に答える。最後の機会がこの公判だ」とまで書いた。このように「小沢クロ」を印象付ける報道には力を入れるマスコミだが、その公判後の報道はどうであったのだろうか。

公判があった10日夕刻の民放各局のニュース番組で、小沢裁判を最初に報道したのは日本テレビのみであった。他の民放各局は、元オーム真理教の女性信者の自首か、100日裁判だと言われる首都圏での連続不審死事件が、トップニュースであった。11日の毎日の社会面も同様で、トップは元オーム真理教信者関連ニュース、第二社会面トップは連続死事件裁判で、いずれも写真入りで大々的に報道されていた。

11日も公判で小沢氏への被告人質問が行なわれる。処が、11日のテレビ番組の予告欄には「小沢公判」の「小」の字も無い。NHK午後7時のニュースは、「JR福知山線事故」、午後9時は「消費税」である。民放各局は、報道ステーションの「なでしこ・二谷英明・平田」が示すように、この3題話だけである。要は「小沢シロ」と見做される報道はスルーすると言うことのようだ。

このようなマスコミの報道姿勢を通して、改めて筆者はこの裁判ほど無意味、無駄なものは無いと確信した。まず、マスコミが「政治とカネ」と騒ぎ、国会での証人喚問と喚いた4億円の原資問題。小沢氏の公判での説明内容は、昨年1月に検察の事情聴取を受けた後の記者会見での説明と、全く同じ内容であった。なお、その詳細な受け答えは、NHKニュースウェブの特集*で知ることができる。

マスコミは、重箱の隅をつついたようなことを取り上げて騒ぐが、4億円の原資を報道しなかったように、小沢氏に有利になる証言などは、決して大きくは報道しない。12月の公判で、東京地検特捜部の田代検事が【報告書を捏造】し、検察審査会に提出したことが明らかになった。だが、マスコミはそれを大きく報道はしなかった。朝日新聞9日の社説では、この証言を全く無視していた。

この田代報告書にある【捏造された石川発言】を信用できるとして、東京第5検察審査会は2度目の起訴相当議決をしたのだ。これに関して郷原信郎元特捜検事・名城大教授は、「検審議決による刑事裁判の不当性を完全に無視して、その裁判による小沢氏糾弾を続ける神経が理解できない」と述べている。将にその通りだ。これ以上公判を継続する意味も必要も無い。あとは税金のムダ遣いに過ぎない。

この裁判について政治ジャーナリスト渡辺乾介氏が、「党内で“小沢封じ”といい、今度は司法まで加わった小沢攻撃という未だ異常な事態になっている。(小沢氏は)日本の危機を双肩に乗せて裁判を戦っているように見える」と語り、これに対し小沢氏は、「個人の自立、国家の自立、そして議会制民主主義の定着、それらを実現するためには、僕は屈するわけにはいかない。ここで屈したら、永久に日本に民主主義が定着しない」と応えている。(以上週刊ポスト1月13日号より抜粋)

この裁判を継続する意義があるとすれば、日本のマスコミ、検察、そして司法(=裁判所)が、日本の民主主義を破壊していることが明らかになることだ。戦後、最初に民主主義の教育を受けたと自負する筆者でさえ、09年3月に大久保氏が逮捕され、それが検察による政治介入だと分かるまでは、日本は民主主義国家だと信じていた。だが違った。小沢事件を通して、日本が官僚・検察主権国家であることを知った。

4億円の支払い日を、会計学上正しいとされる本登記日にした政治資金報告書を作成したことにより、国民は誰一人として損害を被っていない。だが、もし鳩山・小沢体制が継続していたなら、官僚OBの巣窟とも言うべき特殊法人や公益法人に、国庫から年間12兆円の金が流れていることにメスが入ったはずだ。そこから国民と国庫に還元される金は、4億円などという「はした金」ではない。

これ一つとっても、この裁判で国民が受けている損害は非常に大きい。これからも分かるように、今や、我々国民の一人ひとりが、もっと自ら考えないといけないということだ。筆者は、堂々と「天下国家」を論じると正面切って言える政治家を信じる。「政治とカネ」という呪詛に捉われている限り、日本に明るい明日は来ない。そう断言しても決して間違いではない。

*詳報・小沢元代表は何を語ったか(NHK/NEWSweb)
<徳山 勝> ( 2012/01/11 18:30 )
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